わたくしの経歴

「歌う行政書士」の説明の前に、経歴について、ご紹介させていただきます。

なりゆき

小学校の頃より歌うことの楽しさを感じており、本格的に大学生より合唱団に入って混声合唱をしておりました。

社会人になっても、一般の社会人合唱団というものがあることを知ってから、ネットで検索をして入団したのですが、その社会人合唱団に入団している最中に、もっと歌がうまくなりたいと思いまして、当時、その合唱団のボイストレーナーとしていらしていたメゾソプラノの先生(大国和子先生)に声楽を習うことにしました。

子供の時にピアノを習っていたこともあり楽譜自体は読めますが、もともと工学部出身ですので、声楽を習うといっても、そもそもどういった訓練をするものなのか、全く見当がつきませんでした。

話は横道にそれますが、妻とは、この時参加していた一般合唱団で知り合いました。

実は、歌の好きな夫婦だったりします・・・。

他の趣味関係では、あまり共通の話題が少ないのですが(例えば、妻は小説の類が好きなのですが、わたしは技術書とかの実用書ばかり読みます・・・)、歌(合唱曲、声楽曲関連)に関する話題は、お互いに歌い手でもあり特に話が弾みます・・・。笑

話を元に戻しますと・・・、「それじゃ、石川君、『コンコーネ50番』と『イタリア(古典)歌曲集』を買って、コンコーネは1番を練習してきて。イタリア歌曲は『sebben crudele』を音取してね。」と言われたのですが、そもそも「先生、あの、『コンコーネ(50番)』って、それなんですか?」というレベルでしたので、まずは、そこからのスタートでした。

ピアノの教則本として「バイエル」という本があることを、特にピアノを習った方でなくても、どこかで聞いたことがあるかもしれませんが、コンコーネとは「コンコーネ50番」という声楽界の超有名教則本であり、また、ほとんどの場合、声楽を習うといえばイタリア古典歌曲から入っていくことが多いということを後から知りました。

(大人のたしなみとして声楽を習う場合は、コンコーネやイタリア歌曲集は使わずに、いきなり、「これ、歌いたい!」という曲から教わることもあるようです・・・ピアノだって、この一年間で実は習う需要が増えたらしいというネット記事を読みましたが、大人がピアノを習う場合であれば、「あっ、あの曲ステキだから弾けるようになりたいな」という入り方もあると聞いていますし、それはそれでモチベーション維持という観点では大変重要ですよね。)

さて、慣れないところから、うかつにもスタートした声楽ですが、その後、必死に練習をして、なんとか10年間ほど習いました。

コンコーネについては、ほとんどお情けなのか、なんとかって感じではありましたが、最後の50番まで合格をいただき、イタリア歌曲集もほとんどの曲は合格をいただいていました(合格をいただくには暗譜が絶対条件でしたので、結構大変でした・・・)。

それじゃ、コンコーネ50番の上位課題であるコンコーネ25番をやっていきましょう・・・ということで、数曲とりくんでいたところで、大国先生が突然にご逝去されてしまいました。

少しばかりブランクを経て、とても歌いたくて歌を習いたくてたまらなくなり、次のメゾソプラノの先生との出会いがありました。

その先生のおかげで発声法の大転換をすることとなりました(細かい話ですが、専門的に言いますと、ベルカント唱法よりも、ヴェリズモ唱法寄りのイメージになります)。

さらに数年して、今もご指導いただいているバスの先生(永田孝志先生)との出会いがありました。

当時、発声法と自らの高音域の演奏に重大な課題感(実質Fisまでしか出せていませんでした・・・これだとバリトンとして歌える歌曲が極端に制限されてしまいます)を抱いており、このままでは声楽を習うにしても先が見えない状況に閉塞感を感じていました。

もう声楽なんて、自分には向いていないのだから辞めようかと・・・。

永田先生はYouTubeに発声動画を連日アップロードされていて、そこで説明されている発声方法に感化され、自分の発声法の発展に一縷の望みを託して師事することにしました(この先生に習って、もう高音域が改善されないようであれば、もう声楽は止めよう、ということで・・・)。

当時、わたしは、声楽発声とは身体の筋肉を使うのだから、その筋肉を、何らかの方法で筋トレのように強化するべきであって、正直、演奏ばかりを繰り返していたとしても、時間を十分とれる立場であれば話は別ですが、ちょっと果てしない道のりのように思えて仕方がなかったんです・・・。

わたしが長年、こんな先生に師事してみたいと思っていたタイプの指導者でした。

表現として適当かどうか微妙かもしれませんが、まるで、映画『STAR WARS』のヨーダといいますか、発声法の研究を市場に惑わされずに黙々と個人で追究されているイメージです・・・。

よって、ごく普通の、自分が自分の師匠に習った時の説明を繰り返すタイプの先生ではなくて、全部が自分の言葉で表現され、すべてについて質問の回答を説明していただける、という特徴がある指導法でした。

永田先生の発声法(というか、最終的にはメンタル調整法)により、わたしの発声技術のブレークスルーが起きて、低音から高音まで安定した演奏ができるようになりました。

声楽家というと、単なる声楽演奏者のようにも思われるかもしれませんが、要するに、自営業者(個人事業主)そのまんまです。

声楽家は独唱がメインなのだから自営業者なのは当たり前でしょ、というのは、それはその通りですが、ここで申し上げたいのは、演奏のメンタルとして絶対に欠かせないのは、自営業者としてのマインドなんです、ということです。

つまり、自分の演奏を自分でステージで演奏するレベルにまで持ち上げられるスキル、それから自分の演奏を客観的に評価して足りない部分を補うスキル、それから、聴き手のことを考えて演奏をすることができる点に加えて、自分は唯一無二の存在であるというマインド・・・でしょうか。

この最後のマインドセットは、おそらく、永田先生のご指導されている部分と、一般の声楽の先生のそれとは異なるように思いますが、そここそが、わたしにとっての唯一無二の存在であると思っています・・・。

そして、この部分が、わたしが行政書士として開業することを挑戦したい、と思ったきっかけの一つでもあります。

『歌う行政書士』を名乗る理由

行政書士を開業するにあたって、わたしはキャッチフレーズ的に『歌う行政書士』と名乗っております(登録第6383647号)。

もしかすると、行政書士業務に直結するようなキャッチフレーズとした方がマーケティング的な発想からするとよかったのかもしれませんが、行政書士業務とは必ずしも直結しない意外性がある方が、むしろ皆様の印象に残していただけるかもしれないと思いました。

ちなみに特許庁のサイトから商標登録の検索をすると、このような、必ずしも行政書士業務とは関連性のないようなのですが、記憶に残る方向性の商標を目指しているのかな・・・、という商標出願があるように思っています。

まだまだ声楽演奏の質としては発展途上の部分もありますが、わたしとしては、長年かけて、ようやく自分が聞いても何とか公開に耐えうる演奏が収録できるようになったかな・・・、ということで、YouTube上で自身の声楽演奏動画をアップロードするようにしています。

これからも行政書士業務と同様に、声楽演奏の技能向上も行っていき、またYouTube上での演奏動画公開も積極的に取り組んでいきたいと思っております。

『歌う行政書士』をよろしくお願いいたします!

皆様におかれましては、行政書士というと、法務サービスの提供という専門性の高い職域(つまり、オカタイ職業)に感じることもあるかと思います。

ぜひ『歌う行政書士』のYouTube演奏動画をご視聴いただき、行政書士という人間や行政書士業務についても身近に感じていただければと思っております。

なお、行政書士業務の受任は当然のこと、ご依頼があれば、行政書士業務とは異なりますが、声楽の訪問演奏等にも積極的に対応させていただきます。

マイチャンネルQRコード

こちら↑は、『歌う行政書士』のYouTubeのマイチャンネルです。

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そして、よろしければ「いいね!」ボタン押下、チャンネル登録を、よろしくお願いいたします!(大変励みになります)

★『歌う行政書士』は登録商標です(登録第6383647号)。