[2]思った通りに車を操れていますか?

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いきなり、変な質問文から始めてすみません。

「そりゃそうだ!当然だろ(わたし、運転免許取ったんだし)」という方もおられるでしょう。

「そうなんだけれど・・・でも、運転って疲れるよねー」という方もおられるかもしれません。

わたくしの言う「思った通りに車を操れていますか?」の検定基準は以下のイメージです。

※「検定」という語句を用いていますが、「検定試験」の意味合いで用いているのではなく、「一定の基準のもとに検査をして技能の品質を確かめる」という意味合いで用いております。

[前提]

※あくまで思考上の前提として捉えてください。仮に実車で行う場合であっても、とにかく安全第一です。

・あなたは、今、自動車の運転席に正しい姿勢かつ正面を向いて着席しています。

・あなたの自動車は、比較的広い場所にて停止しており、タイヤは直進状態になっています。

・自動車は、車検に合格しているものとします(走る、曲がる、止まる、が、正常)。

・今、自動車のエンジンがかかっていて、対応する運転免許を取得しています。

[検定方法]

①自動車を発進させる前に、真正面ではない前方視野に入る目標物を定めてください。

②自動車を発進させて、走行したままハンドルを1回だけ切って、①目標物に到達できますか。

[注意]

「ハンドルを1回だけ切って」とは、以下の条件を満たすイメージです。

・ハンドルを速やかに必要量1回だけ同じ方向にまわしたら、その位置で固定し続けること。

・修正ハンドル(ハンドルを元の方向に切る、追加で足して切る)は行わないこと。

※当然ですが、目標物に接触はしないでくださいね。それが目的ではありませんので・・・。

※もちろんのことですが、全て自己責任にて実施をお願いいたします。

[アドバンスドコース]

こんなことはできますか?

・ハンドルを1回切って、目標物に接近する相当手前の時点で、自車の到達が確実視できますか?

・助手席に教官が座っているものとして、その教官の面前に目標物が到達するように操作できますか?

・自動車をごく低速(いわゆる徐行)でのみ走行させて、何度も本検定により目標に到達できますか?

・車両の真正面はNGですが、できるだけ直進から少しだけズレた位置で目標に到達できますか?

文字だけで書くと、なんのことだ?となると思いますので、上図にイメージを貼り付けておきますね。

[余談]

この検定の要素って、そういえば、大型二種の隘路通過とかの教習課題にも通じる内容ではありますね。

ただ、教習課題としての隘路通過の場合は、車体切り返しOKな点が、上記の検定とは本質的に異なります。

もちろん、実際の路上では車体切り返しを安全に実行できれば、それでその個所は通過できるわけであり、通行するという目的は達成できますので問題はありません。

が、しかし、上記の検定は、もっと平常時の運転の基本となる操作(如何に、正しいハンドル操作を無意識に継続反復できるか)ですので、そういった意味では切り返しをするという要素は入れられないこととなります。

次回は、この検定の意味について考察いたします。

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