世の中には、行政書士事務所に限らず、司法書士事務所、税理士事務所、弁護士事務所、土地家屋調査士事務所、社会保険労務士事務所・・・など、様々な士業事務所がございます。
きっと、どの事務所が、どういった感じで業務対応をするのか、見当がちょっと付かないな~という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
行政手続や司法制度の対応を行うなど、実は詳細に職域分担があります。
遺言(終活関連)と相続手続に関して言えば、お客様のニーズが様々であることと、「餅は餅屋」ではありませんが、職種が違えば取扱業務や得意分野などが異なるのは当たり前ではありますが、仮に同じ士業事務所を構えていても、得意分野には微妙に差があったりします。
これを、お客様からみて、さて、どう映るのか・・・といいますと、なんとなく判然としないところかな・・・とも思います。
実は、士業者の提供するサービスが、同じ士業者間では均質であると仮定しますと、その士業者とお客様との相性(ここでは、地理的に近いなどの要因、年齢、性別、それから人柄的な部分での相性というものもあるかも知れません・・・)が、先ずは大きな要素を占めている、のかもしれません。
別のザックリとした言い方をすれば、お客様が、その士業に対して「信頼感」を抱けるかどうか、と言っても良いのかも知れません。
さて、前置きが長くなりましたが、当事務所の理念としては、次のようなものとなります。
「当事務所は、お客様に当事務所の士業サービスを通じて幸せになっていただきます。」
この理念を達成するため、当事務所が心がけていること(すなわち当事務所の強み)としては、下記のような点が挙げられます。
①当事務所は大学の法学部卒ではなく工学部卒の行政書士が対応しています。つまり、わたくしは、これまで法律の世界だけを見て、学生や社会人を過ごしてきているわけではないので、諸般の法律制度に抱く皆様の感覚とは、いわゆる市民目線といいますか、ある種共通する点も多いように考えております。とはいえ、ある案件を解決していくには、現実に法律制度に則った解決方法を模索しなければなりませんので、皆様の抱かれる感覚を、できるだけ法律上の制度に適合するようにしつつご提案し、同時に、その意味や背景なども説明をして納得感を感じていただくように配意しております。また、会社員としても長い年数勤務をしておりますので、お客様対応に関する面でも、士業者や開業者としてのみ過ごしてきていた士業者とは異なり、応対上無用な不安を抱かれないように留意しています。
②工学部卒で現役の技術者ですので、それを強みとして、説明はとにかく丁寧に、お客様がご理解いただけるまで、何度でも繰り返しわかりやすく説明いたします。「技術者だから強み」になる・・・とは、どういう意味??という疑問を持たれるかも知れませんので、補足しておきますと、技術者は、士業者のように専門的な技術(知識)により仕事をしている人種ではあります。誤解を恐れずに言えば、多くの技術者(それから士業者)は、説明が上手でない(換言すれば、わかっている技術者同士の会話は弾むが、それ以外の人に対して理解してもらうことを前提とした説明努力への関心がやや低い・・・?!)ように、やや見受けられます。わたくしは、これまで会社員生活の中で、技術面について、社内の営業部門への説明などを、何度も行って参りました。さて、これを士業者に置き換えてみると、最悪の場合、依頼人にしてみれば、自分のことで士業者にお金を払っているのに、その本質が十分理解できないまま依頼して報酬を支払っているという事態になるわけです。わたくしは、依頼人には、何を判断されたのかは十分理解をしていただくことを前提に受任したいと思っていますので、このような事態だけは絶対に避けなければならないという意識でおります。
③わたくしと連携している士業者(司法書士、弁護士、税理士、社会保険労務士、土地家屋調査士など)は、わたくしが顧客目線(特に上記②で掲げた理念)で厳しく人柄をチェックした上で、連携していただいています。もちろん、それぞれの士業者は実績も人柄も、個々に素晴らしい方々とは考えておりますが、それでも行政書士同様、現実は、他の同一業種の事務所(各士業者の登録人数)は幾つも存在しているものです。そうした、あまたある各種士業事務所の中から、当事務所の取扱業務に相応しい業務水準は当然のこととして、人としての対応力にも優れた士業者と連携している、という次第です。時として、わたくし自身が、個人として、その提携士業者に依頼することを想定したときに、その提携士業者の対応で満足がいくかどうか・・・という目線で、チェックを入れております。従いまして、やや当然のことではありますが、場合によっては、提携関係を常に最適化していく責務もあると考えております。逆に言いますと、長年の士業者間の付き合いだから、お客様ファーストというよりも、むしろ士業者間の関係を重視します、という意識はありません・・・、という思考回路です。
以上のような観点を当事務所の理念や強みとしてご紹介させていただければと思います。
間違っても、巷でよくある士業事務所のように「こちらに実印を押印してください」「こちらにご署名ください」などといった、丁寧ではあるけれど、ある種、冷淡な文面の書類一式だけを依頼人側に送ってきて、そして、それらの書類を士業者が受領して、諸手続を行った最後の結果(例えば、不動産登記が終わった、相続税の申告が終わった、そして、それらの書類のみ)を送ってくることがあります・・・だけで案件を終わらせる(そして報酬を請求してくる)・・・ようなことは、絶対にいたしません。
お問い合わせはこちら↓からお願いいたします。
ありがとうございました。