行政書士としてお客様と面談をさせていただくことは日常業務のうちですが、その心得などが子細に書いてある良書を読んでおりました。
実は、開業間もない頃に、何かのネット記事で読んで電子書籍として購入をしておりました。
・・・が、何かと、そういった時間が取れなくて(言い訳ですね)、これまでさんざん放置しておりました。
今回、読了して思ったのは、この、わずか10ヵ月間の行政書士業務経験であったとしても、非常に心当たりのある示唆に富んだ内容が書かれており、本当に貴重な本だなと思ったものでした。
もっとも、面談業務としては、その場その場でライヴ感を持って適切に対処しなければなりませんので、いちいちこの本を参照して対応する、といった性質の書籍ではありませんから、いま改めて読み直して、確かにそうだよね、と思いを新たにするといった使い方をするものなのかな、という気もしております。
一方で、ある程度経験値の出てきた士業者(特に即独立の多い行政書士)の方であれば、もしかしたら、ご自身の面談業務を客観的に質向上させる効果もあるようにも思います(・・・と、偉そうに書くつもりもないのですが、こんな書き方をして、ご気分を悪くされた方がおられましたら、予めお詫びいたします)。
士業の場合、基本的に資格取得のために対人面談に関する試験科目はありませんから・・・。
だいたいのところ、勉強熱心である程度の地頭が無いと・・・ということなのでしょうが、逆に言えば、お客様との面談では、本当に様々な方とのコミュニケーションが必要となりますので、ある程度はコミュニケーションに関するスキルを併せ持っていることも大事なのかなと当職も感じておりますし、実際、行政書士開業指南本やサイトでは、こういった記述も見かけるところではあります。
著者は弁護士ですし、純粋に弁護士が取り扱う法律相談ですので、必ずしも行政書士業務と一致しているわけではないのですが、それでも、面談内容や事件(案件)の処理性質については類似共通点がありますので、その文字通りに受け止めるのではなく、自分自身の業務に置換適用して読み進めると、本当に役立つように思いました。
お問い合わせはこちら↓からお願いいたします。
ありがとうございました。