立て看板を設置することといたしました

当事務所では、これまで事務所前に看板を一切出していない状態でした(表札の下に一行だけ事務所名は表示しています)。

開業当初は、事務所看板を出していなかったとしても、自宅開業でもあるので、そういったものかなという気でおりましたが、やはり、いろいろな方法により、その存在をアナウンスすることが営業の第一歩なのではないかと思い直して、看板の設置方法について、アレコレ検討をしておりました。

前にも記事を投稿しましたが、例えば、コンクリート床に支柱を立てるタイプの立て看板、自宅壁面に掲げる看板、家の前にある電柱に広告表示をする、などなど・・・。

しかし、どれも、一長一短ということで、当職の気持ちにダイレクトに響く看板ということにはなりませんでした。

そうしているうちに、そういえば、同期相当の行政書士の先生とかが、自宅前に立て看板(黒板タイプだった・・・かな?)を出していることを思い出して、いろいろと調べてみると、それなりに安価に入手できる可能性があることを知りました。

それならばと、即導入をしたかったのですが、当事務所の特徴的な事情として、風が挙げられ、このために逡巡しておひました。

野島は、横浜市金沢区内とはいえ、東京湾に浮かぶ、れっきとした島ですので、とにかく海岸風が強いと思っています。

朝に夕に、そして荒天時の風のすごさといったら・・・。

そういったことから、万が一にも看板が飛ばされ、結果として、他所にもご迷惑をおかけするようなことがあると大問題である、という意識はありました。

そういった課題を立て看板として解決できない限り、実行には移せないでいた状態でした。

(技術屋でもありますので、技術的な実現方式と課題点の全体を直感で見通してイケる!と思わない限り、実行には移せないんです。)

ちなみに、冒頭で列挙した看板についての難点を挙げるとしますと、当事務所の場合ですが、こういった課題点がありました。

コンクリート床(駐車場)に支柱を立てて設置するタイプの看板・・・こう表現してはアレですが、田舎とかでよく見かける立て看板ですよね、しかし、当事務所のある自宅は、せいぜい敷地面積100平方メートル程度の狭小住宅ですので、そういった看板を設置すると、いくら自宅敷地内といっても隣家にも事前にある程度は理解を求めないといけませんし、やっぱり風が強いということで最悪金属腐食で看板が倒壊するなどの場合を懸念したのでした。

次に自宅壁面に掲げる看板なのですが、こちらは視認性としては優れていると思いますし、強風についてはクリアできると思っています(自宅壁面に密着固定ですから)・・・が、いかんせん木造モルタル住宅の壁に穴を開けるのは、エアコン設置以外の目的では行うべきではないという原則がありますので、そこを気にせずやってしまうのはどうか・・・といった感覚がございます。加えてDIYで行うにせよ、業者様にお願いするにしても、本質的な課題点について懸念は生じるわけですから、やはり優先的な選択肢とはなりえませんでした。

最後に電柱に広告を打つという奇策ですが、こちらは、ランニングコストがかかるという問題点があります。幸いにして、実は電柱自体は自宅敷地(ただし、セットバックにより後退した道路上)にありますので、まぁ、その電柱に広告を打ったとしても、誰かにご迷惑をおかけする可能性は低いのかなという気にはなりますが、やっぱり看板製作費と広告掲載料を併せて数万円と費用が掛かりますので、二の足を踏みました。

さて、立て看板も最初は金属製の看板を考えて発注までしたのですが、実はややあってサイズを変更して(以前の注文はキャンセル旨書いて)再発注したところ、その受注店舗側の操作により両方ともキャンセル扱いとなりました。

その店舗の対応に不満を抱いたということではないのですが(自らの操作ミスっていうことについては認識していないようでしたので、接客自体は悪くなかったのですが、事業者スキルとしてはやや疑問を感じました)、頭を切り替えて、いや、これは、この看板とご縁を持つより、他にもっと良い看板があるのではないか、という何らかの示唆かと思いまして、そのキャンセルを受けとめることとしました。

それから、ちょっと探してみたところ、素晴らしい印象の木製看板が目に留まりました。

それが、「KAZUOモクザイ」(有限会社古場一男材木店様)製作販売の立て看板『天然杉でつくるcafe風立て看板【両面タイプ】』となります。

それは、行政書士事務所というと、主に法律的分野を前面にして扱う事業所となりますから、要するに堅苦しさを如何にして排除するのかが、営業ツールに求められる重要な要素なのかな・・・ということで、木製であれば、木に対する人が感じる温かみという印象を含めて、一石何鳥かにもなるのではないか・・・、それは、製品紹介サイトのページにも書かれてある「cafe」という言葉にもあるように、スタイリッシュさや、先述の温かさの両立が狙えるのではないか・・・ということで、もう、気分は高原の草原の中にある行政書士事務所、という、ちょっと妄想120%の状態で注文をさせていただいた感じです。

イラストでは「CAFE」ですが「行政書士事務所」のイメージです。(笑)

あとは、強風対策として重石を看板内に設置するための板も追加注文させていただき、更に工期が進んでから日光による材質劣化を食い止めるために透明塗装もお願いすることといたしました(工期も進んでいたというのに、有り難いことに、工程的に間に合ったようでして快く応じていただけました)。

当事務所の看板の設置により望む効果としては、行政書士事務所なので電話番号などの連絡先の表示をするだけでなく、「『行政書士事務所』って、具体的に何をしてくれる所(お店・事務所)なわけ?」という潜在的な疑問に応えられるよう、事務所の取扱業務を端的に訴求する必要がありましたので、木材そのものに刻印や印刷をする方法はとらず、ポスターを貼る方向性にいたしました。

(例えば、喫茶店であれば、喫茶店を連想させる店名やコーヒーカップのようなマークのみの看板であっても、そこが珈琲飲料を店内で提供している店舗である、ということが端的に消費者に伝わるわけです・・・しかし行政書士事務所といえば業務内容を書いてあげないと、簡単には伝わらないものとされており・・・。)

その方が、行政書士事務所として訴求業務に変更があったり、世間の時流に適合するために掲示内容を適宜変更する時に、ポスターの業務内容を差し替えるだけで、直ぐに掲示内容を変更するという芸当もできるわけです。

(例えば、(今、時流の)「○○補助金申請お手伝いします!」みたいな内容を大書して掲出する、というイメージです。)

加えて、我が家には、創業以来、事務所チラシに掲載する挿絵を一貫して受任してくれていた二女画伯がおり、その二女の絵を描きたいという協賛を拒絶する形で固定描画の看板を設置するという選択肢は・・・到底選べませんでした。(笑)

ポスターですが、A2判ぐらいが妥当だろうという当初の感覚もありましたので、そうなると、A4判カラープリンターの印刷を4枚作成して貼り合わせる方法もありますが、こんなオシャレな看板に、接合部がわかってしまうお手製プリントというのも、それもどうか・・・という気がしたので、ネット印刷会社様を探してお願いしてみました。

そうしましたら、A2判印刷はモチロンOKというだけでなく、合成紙(紙状の樹脂)の印刷や、その印刷後にラミネート加工もできるということでしたので、万一、急な天候変化で看板が濡れても耐久性が維持できそうというように考えました。

さらには、そのポスターが風で飛んでいくことを防げるようA2判用のアクリル額縁を買いまして、その額縁を看板に固定すればいいのかな、ということで、注文をしておきました。

本日、看板本体が届きましたので、既に準備してあったポスターとアクリル額縁を紐で固定して、さっそく自宅前に掲出したのが冒頭の画像となります。

看板は思っていた想像を超える頑丈な造りでして、これであれば風で簡単には飛んでいかない(もともと看板は常設ではなく、強風と雨天を除いた日中に掲出しようと思っていましたので)ように感じました。

もしアクリル額縁+ポスターに飽きれば、黒板を買って設置してもよいわけですし、自由度は高いと思っています。

看板製作元の「KAZUOモクザイ」(有限会社古場一男材木店様)に、看板の完成品到着後、この看板であれば、ちょっとした風では看板が飛んでいかないと思いますので助かります旨お伝えしましたところ、そういった観点も踏まえて看板の商品企画と設計をしています、という旨のお返事をいただきました。

この看板ですが、なんと、長崎は佐世保から、はるばる横浜までやってきてくださっています。

大事にこの看板一式を使って、当事務所の温かみと良さを道行く皆様にお伝えさせていただくことができれば、こんなに嬉しいことはありません。

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ありがとうございました。