当行政書士事務所を開業して、おおよそ半年ちょっと経過いたしました。
行政書士事務所をコネなしカネなしで開業すると、要するに仕事なんて来ませんよ！なんてことは、行政書士開業サイト等で生々しく書かれている現実があります。
それで、どうなるのかなと思って開業してみたところ、確かに、その通りでございました。（笑）
これが例えば、パン屋さんとか、今の時代であれば、誰でも、どういった商品を販売しているのか知っているような商品やサービスを取り扱っている店舗であれば、特に細かい説明を事前にすることなく、それじゃ、気楽に入ってみようか・・・ということになるのだろうと思っています。
いくら、業務内容がよく知られているお店といっても、宝石店のように、商品単価が高額なのかな？という想像がついてしまう系統のお店であれば、お店の存在はわかってはいるけれど、滅多に入ったことは無いお店、ということにはなりますが・・・。
そういった意味では、行政書士事務所というところは、先ず第一に何を取り扱っているのか、それだけでは全くわからないところが、なかなかスゴイ業界なんです（スゴイといっているのは、賞賛という意味ではなくて、驚き！という方向性の意味です）。
また、これはサービス内容が不明という点から連想されるには十分すぎるぐらいではありますが、高いんじゃないのか？と思われてしまうのも、その通りだと思います。
よって、簡単に気軽に入ろうなどとは普通は思わないでしょう、ということで・・・これが、その他の士業事務所であっても、それは同じ状況だと思います。
それなので、事務所側から世間に向けてアピールする必要があるというのは、開業サイト等で繰り返して触れられている点なのですが、そこは正にその通りなのだと思いました。
当職の場合は、数か月考えての結果として、先ずは事務所チラシ営業（チラシのポスティング）から着手することといたしました。
時代は、あまり人と人とが触れ合うことは避けた方がいいですよ、という雰囲気ですので、これを例えば、いわゆるセミナー形式で行うというのは、ちょっと難しい（開催場所を確保するというのもそうですが、そもそも、人が来場するのかどうかといったところで）ように思いました。
チラシ営業であれば、要するに非対面ですから今の時代にもある程度親和性のある営業方法であると思いましたし、要するに飛び込み営業の類でどうにかなるようなものではありません（いきなり訪問されて、じゃ、それで契約します・・・といった類の性質をもったサービスではない）ということから、超マイルドな手法ではありますが、チラシを投函することによって、それで、良かったらご連絡をください・・・、という方式にしてみました、ということになります。
着手してわかったことといえば、ポスティングも細かな留意点があるということと、やはり本人がポスティングに稼働するとなると、結構な労力が必要になるということと、反応率は、事業者側の想定よりも少ない（コンマ数パーセント）という現実がある、ということでした。
ただ、それでも、若干の反応がありますと、それでもニーズは地域も存在しているのだという点は、やってみてわかった発見ではありました。
チラシ作成についても自力でアレコレ思考を重ねて作成してみたのですが、意外に手作り感がご好評だったのかな・・・、と思っているほどです。
一時期、デザイナーさんにチラシを作成していただいて、確かにそれはキレイな仕上がりではあったのですが、そちらの版のチラシからの反応は今のところゼロという結果になっています。
このことから、まだまだチラシデザインの改善の余地はあるとしても、自らがデザインしたチラシに適うものはない？といった仮説を立てています。
それでも、未だ業務を受任できるだけでも、大変に貴重な経験をさせていただいていると思っております。
もちろん、これをセミナー系でアプローチする方法もあるとは思っておりますので（もともとは、歌と絡めてそういった方面での開催を想定しておりましたので）、世の中の状況が改善されてきましたら、そういった点についても取り組んで参りたいと思っております。
来年の春の半年間に向けて、さらに当事務所の業務受任に向けた取り組みをして参りたいと考えております。
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ありがとうございました。
